三浦この記事を はてなブックマーク に追加この記事を はてなブックマーク に追加

 日曜日、埼玉から三浦半島への日帰りサイクリング、往復 220.45km の記録。出かける間際になって忌野清志郎の訃報を知り、そういえば彼は格好いい自転車に乗っていたなと思い出した。ゆったりとした速度で、長い時間をかけて長距離を行く LSD (Long Slow Distance) という走り方を、俺は清志郎のサイトで数年前に知り、急がなくていいってのは良いなと思った。一度はガンを克服していたのに、どうして亡くなったのか解らない。泉谷しげるが「冥福なんか祈らない、バカヤロー」といったのは正しい。

 環八通りを南下、丸子橋から多摩川サイクリングロードに入る

 横浜の中華街、月餅とピータンを買い、ふらふらと歩く

 神奈川臨海鉄道、横浜機関区。手を伸ばせば貨車に手が届きそう

 線路の上を自転車で走ってみたいがバラスト軌道なので大変だろうな

 本牧の海食崖。つまり、自分が立っているのは埋立地で、以前は海だった場所

 地名が格好いいのと、このフォントが欲しい

 三渓園。この池も昔は海だった場所。かめが甲羅を干してた

 海沿いの道路は向かい風が強く、金沢八景から山に入り、半島の西側に抜ける。LSDという走り方について医学的な根拠は知らないけれど、理屈としては正しいなと思う。通常の倍のエネルギーを使って走ったときに、空気抵抗とか路面との摩擦を考えれば、速度は倍にはならない。でも、使うエネルギーはそのままで走行時間を倍にすれば、距離はきちんと倍になる。自動車の省燃費走行と同じ考え方だろうか。

 丘陵地を切り拓いて造られる広大な墓地は、ニュータウンと似ている

 トンネルよりも隧道と呼びたい

 時々立ち寄るコンビニでは、清志郎の写真が大きく載せられたスポーツ新聞を見て、ああ、そういえば死んだんだっけと思い出す。悲しいのは悲しいつうか、出かける前には少し泣いたけれど、部屋でテレビやネットを見たりして悲しんでいても仕方ない。それでも走りながらごちゃごちゃ考える。彼の言ってた「愛し合ってるかい?」について。そもそも今の俺には「愛」が何だか解らないから答えようがない。目の前の砂浜では、結婚式を終えたばかりらしい男女と、二人を囲む人々が笑っている。えーと、まあ、愛があればいいな、と思った。葉山の海は腹立たしいくらい綺麗だ。

 明仁さん(今上天皇)と友人になったら葉山御用邸に入れてもらえるだろか


 葉山警察署といえばタヌキ関連の事件が多いところ

 防波堤のそばのガードレールは塩分にやられて腐食が激しい

 三崎口駅。昨年末から駅の発車メロディが「岬めぐり」になったらしい

 小網代湾まで足を伸ばすかどうか迷うが、日が傾いていたので諦めて黒崎の鼻に向かう。無理をすれば帰れなくなるのは素潜りと同じだ



 油断すると吹き飛ばされて崖から転げ落ちそうなほどに風が強い


 空が広いのではなくて、雲が高いところにあるだけだ

 ランドマークタワーと帆船日本丸

 午後十一時半、朝からの走行距離が二百キロを超える。いくらでも距離を伸ばせそうなくらい脚は快調だけど、もしかしたら心臓に負担が掛かっていて、あるときパッタリと倒れてしまったりしないだろうかと考えて、ここらへんで自宅へ帰ることにする。細いタイヤを履いたロードバイクあるいはクロスバイクが欲しい、けど、今のマウンテンバイクと器用に使い分けることができないから、やっぱり要らない。

 スポーツ自転車にスタンドを着けるのは格好悪い、という人は多いけれど、そんなん無視して、使いたきゃ使えばいいと思う。俺の場合は立ち止まって写真を撮るときに、自転車を立てかける場所が見つからなくて困ることがあるからスタンドを着けている。あと、ヘルメットを被るのは安全のためというより、向かい風を受け続けた髪の毛が逆立ってスーパーサイヤ人みたいになるのを防ぐためだ。事故に対しては保険みたいな役割であって日常的には意味を為さないものだから、被りたくなければ被らなくて構わないと思う。

 清志郎の自転車はオレンジ号という名前だった。ちなみに俺の自転車にはミサゴ(鶚)という名前が付けられていて、これは一つの漢字のなかに「号」と「鳥」が入っていて丁度いい、という理由だったのだけど、あとになって号ではなく「咢」だと知り、がっくりしたことがあった。

 帰宅してからはGoogleマップで遊ぶ。残りの連休中は、RCサクセションの音楽など聴きながら過ごすことにする。

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