制動

 自転車修理日記、第二回。錆びついていたブレーキを新品に換える。

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分解

 自転車修理日記、第三回。分解したパーツを灯油に浸してブラシでこする。真っ黒な油汚れが落ちて、元の金属の色が出てくるが、代わりに自分の手が真っ黒になった。このままで占い師に手相を見てもらいたい。

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集約

 自転車修理日記、第四回。一万キロを超える走行距離によって、ブレーキシューの当たるリム側面が磨り減り、ついに破断してしまったことが今度のオーバーホールのきっかけだった。フレームは大事に使えば十万キロくらい持つはずだが、他の部品はすべて消耗品だ。数ヶ月から数年ごとに取り替える必要がある。こまめに交換していれば良かったものを、俺は放置していたから、少しばかり出費が嵩んだ。

 修理に必要な、すべての部品を買い揃えた。明日の休みを使って一気に組み上げる。

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回復

 自転車修理日記、第五回(終)。ホイールとタイヤを新品に換え、部屋中に散らばっていた全ての部品を組み付け、そうして出来上がった自転車は街乗り用にもかかわらず頑丈な荷台を備える旅仕様となった。構わずにこのまま使い続ける。帆布のフロントバッグに小さなカメラを入れて近所をポタリング、なんて書いてみれば小洒落た感じがしないでもない。草むらや泥道にも俺は入っていくから、すぐに埃まみれになるけど。

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利巧

 カメラが壊れた。沈胴式レンズが出てこない。保証期間内だから無償で直ればいいけれど、もしも有償だったなら、それは自分の使い方が荒っぽいんだろうな、地面に置いたりとか。

リコー銀座カメラサービスセンター

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一日

 夜、長い坂道を自転車で登りきり、見晴らしのよい公園で休んでいると、二十歳くらいの男に声をかけられた。トレーニングですかと訊かれ、いやいやただの散歩ですよと答えるが、なぜかひどくキラキラした目で見られる。彼はトレーニングのために軽量なロードバイクで懸命に登っていたのだけど、その横を、僕が重たいMTBで追い越していた。赤羽台の公園で知り合った彼を、仮に赤羽君と書く。この自転車で高校のとき九州まで走ったんですよ、と大学一年の赤羽君が語り始めて、この自転車で日本縦断したんですよと大学四年の僕も話した。静かな住宅街の公園で、知り合ったばかりの友人と自転車談義が始まる。名前や連絡先を交換して、近々、飯でも食おうという話になった。こういう友人付き合いの始まり方もあるのかなと少しだけ感動したが、あとになって、赤外線通信で受け取った彼の連絡先を、誤消去していることに気付いた。多分、向こうからメールが届くだろう。誤消去していなければ。

 夕方、銀座にあるリコーのサービスセンターで、修理されたデジタルカメラを受け取った。保証期間内につき無償、光学ユニット全交換。今まではレンズに小さな傷があったのだが、それも消えている。故障したことが幸いだったのかもしれないと思えたが、レンズの傷は不便ではあっても不幸ではない。故障の原因は判らなかった。とりあえず今後は三脚を付けてから地面にカメラを置くことにする。修理を待つあいだに和菓子屋でいろいろと買い物をした。

 昼、大学に行き、休学届を受け取ってきた。来年のことは来年考えるとして、今年は休む。

 朝、こういう一日になるとは考えていなかった。

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 飽きもせずに毎年、花ばかり追いかけて撮っているやつは馬鹿だと思う。どうでもいい。……といいながら花ばかり追いかけている俺は相当の馬鹿で、多分、死ぬまでにあと五十回くらいは春を迎えると思う。五十年後に少しは賢くなっていればいいと期待。写真三枚目は、花園神社の境内に咲いていたコヒガンザクラ。

 遅くなりましたがMさん誕生日おめでとうございます。Mさんとお子さんの年齢差は、おそらく僕の一番下の妹と父親と同じくらいなので、未だお会いしたことはありませんが想像できるようでもあり親近感を覚えます。月並みな言い方しかできませんが健康に気を付けてください。

 南無さん六十一歳の誕生日おめでとうございます。もう充分だなんてまだまだ早いですよ、生きていてください。ドンチャン騒ぎには参加できませんが、遠く埼玉で、僕はお酒を飲みながら、うわはははと笑うことにします。めでたい。

 誕生日が春に来ることを、うらやましい、と思った。一斉に花が開くので。

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名残

 来週の二十五日、曇り一時雨か雪の予報になった。名残雪になるのだろうか。桜の開花後に雪が降るのは八年前にも見たけれど、そのとき十六歳だった僕は都内でアルバイトをしていて、ひどくやさぐれた気持でいたところに突然の雪が降ってきて喜んだ記憶がある。ちなみに当時働いていたのは家出の資金を稼ぐためだったんだけど、その話とか、自転車に乗り始めた頃のことは、いつかまた書くと思う。懐かしいものを見つけた。家出人の部屋 (Internet Archive)

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水谷

 航空写真と、水谷という地名から判読できるのは、この場所が、かつては十数メートルの深さに刻まれた谷であっただろうことで、今でも崖線の下からは涌きだしている水があり、集められた水が、田畑を潤すために水路を流れ、田畑から滲みだした水が、再び水路に戻ってどこかに流れこむのを、追うこともなく、谷底に堆積した土砂の上、堅い皮革のような舗装路の上に俺が立つ、流れることのない静止画としての水路を撮ることで辛うじて時間が動いていると知る、などとよく解らない文章を書いているのは酔った勢いでのことだが消したりはしない。

Google マップ - 水谷の一本道

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構成

 自転車のコンポーネントまとめ。リンク先は半分くらい偽。

Campagnolo (Road) Shimano (Road) SRAM (Road) Shimano (MTB) SRAM (MTB)
SUPER RECORD (11S) DURA-ACE (10S) RED (10S) XTR (9S) X.0 (9S)
RECORD (11S) ULTEGRA SL (10S) FORCE (10S) Deore XT (9S) X.9 (9S)
CHORUS (11S) ULTEGRA (10S) RIVAL (10S) Deore LX (9S) X.7 (9S)
CENTAUR (10S) 105 (10S) Deore (9S) X.5 (9S)
VELOCE (10S) TIAGRA (9S) Alivio (8S) X.4 (8S)
MIRAGE (10S) SORA (9S) Acera (8S) 3.0 (8S)
XENON (10S) 2200 (8S) Altus (8S)
COMP (10S) A050 (7S) Tourney (7S)
RACE (10S)

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 古い写真を少しづつFlickrに運んでいる。アメリカのサーバに運ばれているのだが、海底ケーブルを経由しているとすれば、海を撮った写真が、海中へ引き摺り込まれてゆくのか、と思った。どこかで鮫にでも食われなきゃいいねと言ってみる。食われても構わないけどね。

今 あたらしい場所で 沈みかけた舟 こぎ出せば風は西へ吹いてゆく
けれども津波は すべての希望もなげやりな夢も のみ込んでゆく

(羅針盤 『波』)

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保管

 暫定的に公開。今日の日記から、写真はクリックで拡大。

 Flickr: peneplane's photostream

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看板

 昨年撮った看板たち。写真はクリックで拡大。

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花見

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