サトイモの「サト」は「里」のことだから、山野に育つヤマイモではなく、水気の多い低湿地で栽培されるのがサトイモというのは、たとえば武蔵野において野方と里方があるように、考えてみれば自明のことではある。元々は熱帯地方に育つタロイモの近縁だから暖かくて降水量の多い気候が好ましいはずだけど、昨日のような肌寒い天気の日にも萎れることなく立っていた。品種改良を繰り返してコメが寒冷な気候へ適応したのと同様に、サトイモが日本の気候に適応するまでは長い年月を費やしたはずで、けれども、そんな素振りを見せることはなく(植物だから当り前だけどな)、何事もなかったように平然と生えている。本当は何があったのかを、樹木の年輪を調べるように、知ることができれば面白いと思う。サトイモの茎、ズイキを干したやつは煮物にすると旨い。……という日記を書いてから心配になったんだけど、この写真、里芋で合ってますよね?

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