日記

 野生動物たちが道路を歩いていると乾燥や事故などによって死んでしまうことが多いけれど、河川敷を歩いているかぎりは安全に長距離を移動できる、常に水場があり、身を隠す植物も生えている、つまり彼らにとっては川が「道」の役割を持っている、そんな内容の展示を朝霞市博物館で見てきた。最近考えていた短編小説の題名と、展示内容が見事な一致をしていたのだが、眠いから話の続きは後日

 山小屋で働いている友人が九月には埼玉に来るというので今から部屋を片付けているのだが改めて観察すると本当に俺の部屋は汚いなというかべつに散らかってはいないけど換気扇とか窓枠なんかが埃と油とで黒ずんでいて直視に堪えないから台所洗剤つけて磨いてみると見違えて綺麗になって俺の部屋じゃないみたいだと思ったりしてそもそも部屋を所有しているのは大家だから過去何十年にも亘って俺以外の誰かが住み着いては去っていった訳だけれど彼らが残した痕跡といえば換気扇や窓枠の汚れといったものでしかなく無碍に洗剤で擦り落としてよいものだろうかと悩んだということはなくてラジオ聴きながら楽しく掃除していたらすっかり外が暗くなったので薬缶をカセットコンロにかけて湯をぐらぐら沸かして刻み玉葱の入った八王子ラーメン風の食事を摂って冷たいビールなど飲んでいると深夜になったから水槽の灯りを消して戸惑ったような金魚たちにカメラを向けてみたけれど手ブレとピンボケでひどい写真になったなんてことを今さら書くまでもなく俺の写真はいつも出鱈目でしかないし文章だって出鱈目だと狂ったふりをするのは簡単だけど本当に真面目に撮ったり書いたりするのは難しい

この記事へのコメント、トラックバック

一つ新しい記事 ← → 一つ古い記事