白い空

 原付免許を更新するために、鴻巣までの往復八十キロを自転車で走り、久々に心の底から「楽しい」と思った。暑いときは暑い、寒いときは寒い、日が照れば焼ける、雨が降れば濡れる、二十代のあいだはそんなふうに翻弄されていたい。普通自動車免許は三十五歳までに取ればいいや、となんとなく考えている。

 図書館でユージン・スミスの写真集『水俣』、丹野清志『コンパクトカメラ撮影事典』を借りてきた。最近はデジタル一眼レフと、フィルムコンパクトで撮る機会が半々くらいになっている。近い将来、写真屋のミニラボから現像機が消え、気軽にはフィルムで撮れなくなる。べつに焦る必要はないけれど、今のうちに撮っておかないと。

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