津軽海峡の冷気をそのまま二等船室へ取り入れているのか、雑魚寝の人々はみな震え上がり、毛布の数が足りないために腕を半袖に仕舞いこんで表面積を減らしていた。函館は気温が十七度、風速は六メートル、湿度は八十八パーセント、これらの数値をミスナールの計算式に代入すると体感温度は八度であったらしい。それでも花火大会だった。
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