夜行記 – 1520050917


三千二十七キロを走った四十八日間の旅行から戻ると、部屋には七月のカレンダーが掛かっていた。近所の柿農園は綺麗さっぱり消えて見通しがいい。ほどなく六階建てのマンションが建つ。街の変化の速さはシムシティに近いものがある。以下、書きそびれた事を幾つか。
沖縄本島では本土から移住した人々数名と会った。埼玉から旅行に来てそのまま住み着いた二十五歳、脱サラして宿を開いた神奈川出身三十八歳など。積極的に定住を試みている場合もあれば、亜熱帯の気怠さと貧乏で動けないという場合もあった。或いはまた島に生まれて島から一度も出たことのない四十代の料理人もいた。彼らについての考察は、あとにする。
長崎県大村市のTさんには松川事件の話を聴いた。被告人支援の為に東京から歩いて仙台高裁の無罪判決に立ち会った事、それが原点だと話していた。自分にそういうものがあるかどうかは判らない。一度関わったら離れられないと考えるのは良くないかもしれないが、個人の活動でなく、何らかの集団に関わることに抵抗感があることは否めない。けれども諫早湾とは一生涯、付合うことになるとは思う。遠くからではあっても眺め続けていたい。
鹿児島から那覇行きの船では韓国人留学生や無職中年男性と隣合せの席になり、オリオンビールと発泡酒の宴会になった。沖縄上陸後の三日間はライトバンの屋根に自転車を載せて三人で旅行していた。彼らとはいつか再会できればと思う。
The Milepost 2005 を買った。
Pound for pound and inch for inch, The Milepost is the most valuable piece of luggage you could include on a trip to Alaska and northwestern Canada, whether you’re going by plane, car, bus, or bicycle. (Amazon.com)
この記事へのコメント、トラックバック