夜行記 – 1120050904

二段ベッドの上段に横たわり、窓の外の大きく揺れる木を見ている。こんな遠いところまでどうして走ってきたかといえば、自己変革とか大層なもんではなくて、ただ、静かな砂浜にテントごと半ば埋ずもれて眠ることを夢想していたからに過ぎないけれど、沖縄本島南端の岬に着いたときは声を失った。絵具を溶かしたような青色の海と、風にゆれる背丈の高い草、冷たい缶飲料などを売る軽トラックから流れる音楽。静かな砂浜はどこへ行けばあるのだろう。
一方では、帰る場所が見つかったと安堵していた。沖縄への移住者が毎年二万人いることを思い、自分もまた沖縄から離れがたくなることを恐れていたけれど、結局、ここに定住したいとは思わなかった。来週には東京行きの船に乗って帰る。台風が去らないので今日は昼にペンネを茹でて食べた。また眠りにつく。
首里そば断念したか。残念。牧志の近くなら丸安そばがいい。もしかしてそこでゴーヤーチャンプルー食べたかな。
当時、空腹で倒れかけていた為、店の名前は見なかったのでした。市場では青切り蜜柑を買って食べた。酸味があって旨い。
体重が減るのは、まるでマラソンみたいだなぁと感じた。沖縄まで自転車ってじっさい物凄い。大事を成し遂げたあとはゆっくりしてけばいいさ。あんますることないかもしれんけど。ケータイってどれくらい点けてます? そして充電はどこでやってる? 公園とか適当なビルとかで電気を盗む? それともコンビニでカネを支払って? 今度歩いてどっか行くときの参考にしたい。
ほつれた服や、こわれた鞄の修繕など、することはたくさんあるさ。自分はむしろ甘いと思ってた。暑いときは大型電器店に入ってマッサージ機で眠ったり。店からすれば迷惑。携帯は朝と夜にまとめてメールを受信するとき以外、電源を切ってた。これでけっこう長く保つ。単三乾電池二本使用の充電器を持ってる。でも敢えて君には盗電を薦めてみる。

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