夜行記 - 520050819
諫早市の運動公園芝生広場に泊まっている。修学旅行で廻ったルートとは異なるけれど締切堤防や干拓地を撮って廻った。干拓竣工記念碑が一つ、漁業組合解散記念碑が二つ。昭和に拓かれた土地はすでに広大な田畑となっており、土に混じった白い物がそれらすべて貝の死骸と判ったときは吐気がしたが、肥料にはなるかもしれない。平成以降の新しい工区は四年前と変わらない草原で、昔の諫早湾である調節池は緑色をしていた。写真は堤防の外側、有明海。
道端に座って話し込んでいた老人に泊まれる公園はないかと尋ねたらば、颯爽と携帯電話を取り出したので驚いた。――なんかいま埼玉から自転車のひと来てんだけど泊まれそな場所ないかねえ、と調べてもらったこの公園はとても居心地がいい。ちなみに電話をかけた先は友人かと思ったのだが、諫早市役所だったらしい。長崎県に入ってからは随分と話しかけられたり蜜柑をもらったりで、昨夜、激しい鬱で眠れなかったことが嘘みたいに浮ついた一日だった。明日はどうだろうか。

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