汚れちまつた悲しみに今日も風さへ吹きすぎる

 三ヶ月前につくったドブロクを完全に忘れていた。一合くらいは飲んだけれど酷く悪酔いしたので諦めたのだった。炭酸入りで濁っていて味は甘酸っぱい。ペットボトルに詰めた後、暖かい部屋の机のなかに収納して放置されていた。さてどうしてくれようか。呑めるはずはなく売ることもできない。下手に屋外へ持ち出して職務質問されたら困る。テロにでも使えそうな液体と化している。こんなの↓

宿酔

 逆さにすれば「ビール」と「泡」、と言い逃れもできそうなかんじではある。実際は逆さにすると白のもやもやが妖しく舞い始めて容器内の圧力が高まり、破裂に至ることが予測されなくもないというか、それはいやだ。液体は無色だったはずなのに何故、黄色なんだろうか。今日で二十一歳、もういやだ(ドブロクが)

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